イギリスの幽霊屋敷ベスト5:ハロウィンに訪れたい心霊スポット UK’s Top 5 Haunted Houses Halloween

ハロウィンといえば、仮装やお菓子も楽しみですが、ゾクゾクするような恐怖体験を求める人も多いのではないでしょうか?イギリスは古城や歴史的建造物が多く、幽霊の目撃情報が絶えない国としても知られています。今回は、ハロウィンに訪れたい、イギリスで最も有名な心霊スポットである幽霊屋敷ベスト5をご紹介します。背筋も凍るような恐怖体験を求める方は、ぜひ参考にしてみてください。

第1位:ハンプトン・コート宮殿 (Hampton Court Palace)

ロンドン郊外にあるハンプトン・コート宮殿は、ヘンリー8世をはじめとする歴代の王たちが暮らした壮麗な宮殿です。その美しい外観とは裏腹に、数々の幽霊が出ると噂されており、イギリスで最も有名な心霊スポットのひとつとして知られています。

最も有名な幽霊:キャサリン・ハワード

ヘンリー8世の5番目の妻であるキャサリン・ハワードは、姦通罪の疑いをかけられ、この宮殿で幽閉された後、ロンドン塔で処刑されました。彼女の幽霊は、処刑された10月13日の夜に「ギャラリー」と呼ばれる廊下を走り抜け、助けを求める叫び声が聞こえると言われています。その悲痛な叫び声は「スクリーミング・クイーン」と呼ばれ、多くの目撃証言が残されています。

その他の幽霊:ジェーン・シーモアとシビル・ペン

ヘンリー8世の3番目の妻であり、エドワード6世を出産後に亡くなったジェーン・シーモアも、宮殿内に出没すると言われています。彼女は、息子の誕生を祝う鐘の音とともに、シルバー・スティック・ギャラリーに現れるそうです。また、エドワード6世の乳母であったシビル・ペンも、19世紀に宮殿内で亡くなった後、彼女の幽霊が目撃されています。彼女は、ゆりかごを揺らすような音が聞こえてくる「幽霊乳母」として知られています。

心霊体験レポート:

多くの観光客や宮殿職員が、ハンプトン・コート宮殿で不可解な現象を体験しています。例えば、突然寒気がしたり、説明のつかない物音が聞こえたり、影のようなものが動いたりするといった報告がされています。また、キャサリン・ハワードの叫び声を聞いた、ジェーン・シーモアの姿を見たという人もいます。ハロウィンシーズンには、宮殿内で心霊ツアーが開催されることもあり、より深く幽霊譚に触れることができます。

アクセス:

ロンドン中心部から電車で約30分。ハンプトン・コート駅下車。

第2位:エディンバラ城 (Edinburgh Castle)

スコットランドの首都エディンバラにあるエディンバラ城は、街を見下ろす岩山の上にそびえ立つ、壮大な歴史的建造物です。長い歴史の中で、数々の戦いや悲劇を経験してきたエディンバラ城は、イギリスで最も幽霊が出ると言われる場所のひとつです。

幽霊の目撃情報:

エディンバラ城では、様々な幽霊が目撃されています。例えば、城内で亡くなった兵士の幽霊、首のないドラマー、幽霊犬など、その種類は多岐にわたります。また、城内を歩く人々の体に幽霊が触れたり、冷たい空気が漂ったりするといった現象も報告されています。

有名な幽霊:首のないドラマー

1650年、イングランド軍による包囲攻撃を受けた際に、城壁内に侵入者を知らせるために派遣された若いドラマーが、敵に捕らえられ首を切られてしまいました。彼の幽霊は、その後も城内を歩き回り、太鼓を叩く音が聞こえると言われています。特に、城が攻撃される前触れとして、ドラマーの幽霊が現れるという伝説も残されています。

心霊体験レポート:

エディンバラ城では、幽霊ツアーが人気のアトラクションとなっています。ツアーに参加した人々の中には、幽霊の姿を見たり、声を聞いたり、体に触れられたりしたという人もいます。また、城内を散策中に、説明のつかない寒気を感じたり、奇妙な物音を聞いたりしたという観光客も少なくありません。

アクセス:

エディンバラ市内中心部から徒歩約15分。

第3位:ボルトン城 (Bolton Castle)

イングランド北部のヨークシャー・デイルズ国立公園に位置するボルトン城は、14世紀に建てられた中世の城です。スコットランド女王メアリー・ステュアートが幽閉されていたことでも知られており、彼女の幽霊が出ると噂されています。

最も有名な幽霊:メアリー・ステュアート

メアリー・ステュアートは、イングランド女王エリザベス1世の命により、ボルトン城に6ヶ月間幽閉されました。彼女は、城内を歩き回りながら、故郷スコットランドへの帰還を願っていたと言われています。彼女の幽霊は、城内の庭園や彼女の居室であった部屋に出没すると言われています。

その他の幽霊:白い婦人

ボルトン城には、「白い婦人」と呼ばれる幽霊の目撃情報も数多くあります。彼女は、城の所有者であったスクロープ家の娘で、愛する人と結婚することを禁じられ、悲しみのあまり城から身を投げたと言われています。彼女の幽霊は、城内をさまよい歩き、悲しげな表情で人々を見つめているそうです。

心霊体験レポート:

ボルトン城では、幽霊ツアーが開催されており、城の歴史や幽霊譚について詳しく知ることができます。また、城内には幽霊が出ると言われるスポットがいくつかあり、そこで不可解な現象を体験したという人もいます。例えば、メアリー・ステュアートの幽霊を見た、白い婦人に遭遇した、冷たい空気が漂ってきたといった報告がされています。

アクセス:

ヨークから電車で約1時間、レイトン駅下車。駅からタクシーで約10分。

第4位:チリンガム城 (Chillingham Castle)

イングランド北東部のノーサンバーランドにあるチリンガム城は、「イギリスで最も幽霊が出る城」として知られています。800年以上の歴史を持つこの城では、数え切れないほどの幽霊が目撃されており、その数はなんと10体以上とも言われています。

有名な幽霊:青い少年

チリンガム城で最も有名な幽霊は、「青い少年」と呼ばれる少年の幽霊です。彼は、かつて城内で拷問を受け殺されたと言われています。彼の幽霊は、青い服を着て、城内をさまよっている姿が目撃されています。また、彼の泣き声が聞こえるという報告もあります。

その他の幽霊:レディ・メアリー・バークレー

レディ・メアリー・バークレーは、夫であるグレイ卿に城内に幽閉されたと言われています。彼女は、夫が他の女性と駆け落ちしたことを知り、悲しみのあまり亡くなりました。彼女の幽霊は、白いドレスを着て、城内をさまよっている姿が目撃されています。

心霊体験レポート:

チリンガム城では、幽霊ツアーが開催されており、城の歴史や幽霊譚について詳しく知ることができます。また、城内には幽霊が出ると言われるスポットがいくつかあり、そこで不可解な現象を体験したという人もいます。例えば、青い少年を見た、レディ・メアリー・バークレーに遭遇した、説明のつかない物音が聞こえたといった報告がされています。

アクセス:

ニューカッスル・アポン・タインから電車で約1時間、アニック駅下車。駅からタクシーで約15分。

第5位:グラミス城 (Glamis Castle)

スコットランドのアンガスにあるグラミス城は、エリザベス王太后の生家としても知られています。シェイクスピアの戯曲「マクベス」の舞台となった城としても有名で、数々の幽霊譚が残されています。

有名な幽霊:伯爵夫人ベアトリス

グラミス城で最も有名な幽霊は、伯爵夫人ベアトリスです。彼女は、カードゲーム中に不正行為をしたとして、城壁の中に生き埋めされたと言われています。彼女の幽霊は、城内をさまよい歩き、カードゲームをしている姿が目撃されています。

その他の幽霊:灰色婦人

灰色婦人は、グラミス城に古くから伝わる幽霊です。彼女は、城の礼拝堂で祈りを捧げている姿が目撃されています。また、城の近くを流れる川で溺死した女性の幽霊とも言われています。

心霊体験レポート:

グラミス城では、幽霊ツアーが開催されており、城の歴史や幽霊譚について詳しく知ることができます。また、城内には幽霊が出ると言われるスポットがいくつかあり、そこで不可解な現象を体験したという人もいます。例えば、伯爵夫人ベアトリスを見た、灰色婦人に遭遇した、説明のつかない物音が聞こえたといった報告がされています。

アクセス:

ダンディーから電車で約30分、グラミス駅下車。駅から徒歩約15分。

第6位:バリー・ポメロイ城 (Berry Pomeroy Castle)

イングランド南西部デヴォン州にあるバリー・ポメロイ城は、廃墟となった城でありながら、その美しさと幽霊譚で多くの人を魅了しています。城は、15世紀にシーモア家に建てられ、その後、ポメロイ家に受け継がれました。城は、イングランド内戦中に被害を受け、徐々に廃墟となっていきました。

有名な幽霊:白い婦人と青い婦人

バリー・ポメロイ城には、2人の女性の幽霊が出ると言われています。白い婦人は、マーガレット・ポメロイの幽霊と言われています。彼女は、姉であるエレノアに幽閉され、餓死したと言われています。青い婦人は、城の地下牢で出産した後に亡くなった女性の幽霊と言われています。

心霊体験レポート:

バリー・ポメロイ城では、多くの幽霊目撃情報が報告されています。白い婦人は、城の塔や庭園に出没すると言われています。青い婦人は、地下牢や城の周辺をさまよっていると言われています。また、城内では、説明のつかない物音や寒気を感じたという人もいます。

アクセス:

トットネスからバスで約15分。

第7位:アニック城 (Alnwick Castle)

イングランド北東部ノーサンバーランドにあるアニック城は、ハリーポッターシリーズの映画「ハリーポッターと賢者の石」と「ハリーポッターと秘密の部屋」のロケ地として使用されたことでも知られています。城は、11世紀に建てられ、その後、パーシー家に受け継がれました。城は、現在もパーシー家の居城として使用されています。

有名な幽霊:ハリー・ホットスパー

アニック城で最も有名な幽霊は、ハリー・ホットスパーの幽霊です。彼は、15世紀に起こったシュルーズベリーの戦いで戦死したパーシー家の当主です。彼の幽霊は、城内を歩き回り、武器庫に出没すると言われています。

心霊体験レポート:

アニック城では、ハリー・ホットスパーの幽霊を見たという人が多くいます。また、城内では、説明のつかない物音や寒気を感じたという人もいます。

アクセス:

アニック駅から徒歩約10分。

第8位:ランカスター城 (Lancaster Castle)

イングランド北西部ランカシャーにあるランカスター城は、11世紀に建てられた城です。城は、その後、刑務所として使用されました。ランカスター城は、「魔女裁判の丘」と呼ばれる場所があり、多くの魔女が処刑されたことでも知られています。

有名な幽霊:ペギー・ブラック

ランカスター城で最も有名な幽霊は、ペギー・ブラックの幽霊です。彼女は、1790年に魔女として告発され、絞首刑に処されました。彼女の幽霊は、城の井戸に出没すると言われています。

心霊体験レポート:

ランカスター城では、ペギー・ブラックの幽霊を見たという人が多くいます。また、城内では、説明のつかない物音や寒気を感じたという人もいます。

アクセス:

ランカスター駅から徒歩約10分。

第9位:クルックド・ハウス (The Crooked House)

イングランド中部シュロップシャーにあるクルックド・ハウスは、その名の通り、歪んだ外観が特徴的なパブです。18世紀に建てられたこのパブは、地盤沈下によって建物が傾いてしまったと言われています。その奇妙な外観だけでなく、幽霊の目撃情報も多いことから、心霊スポットとしても知られています。

有名な幽霊:昔の主人と子供たち

クルックド・ハウスでは、かつての主人の幽霊や子供たちの幽霊が目撃されています。主人の幽霊は、パブ内を歩き回ったり、椅子に座ったりしている姿が目撃されています。子供たちの幽霊は、パブ内で遊んでいる姿や、階段を駆け上がっていく姿が目撃されています。

心霊体験レポート:

クルックド・ハウスでは、幽霊を見た、声を聞いた、物に触られたといった体験談が数多く報告されています。また、パブ内で突然寒気を感じたり、説明のつかない物音が聞こえたりするといった現象も報告されています。

アクセス:

シュルーズベリーからバスで約30分。

第10位:ゲインズバラ・オールド・ホール (Gainsborough Old Hall)

イングランド北東部リンカンシャーにあるゲインズバラ・オールド・ホールは、15世紀に建てられた中世の邸宅です。かつては、裕福な商人の家として使用されていましたが、現在は博物館として一般公開されています。その長い歴史の中で、数々の幽霊譚が語り継がれており、心霊スポットとしても知られています。

有名な幽霊:灰色婦人

ゲインズバラ・オールド・ホールで最も有名な幽霊は、「灰色婦人」と呼ばれる女性の幽霊です。彼女は、かつてこの邸宅で働いていたメイドで、不倫の末に殺されたと言われています。彼女の幽霊は、邸宅内をさまよい歩き、悲しげな表情で人々を見つめているそうです。

心霊体験レポート:

ゲインズバラ・オールド・ホールでは、灰色婦人をはじめとする幽霊の目撃情報が数多く報告されています。また、邸宅内では、説明のつかない物音や寒気を感じたりするといった現象も報告されています。

アクセス:

ゲインズバラ駅から徒歩約10分。

最後に:

イギリスには、ここで紹介した以外にも、多くの幽霊屋敷や心霊スポットがあります。ハロウィンにイギリスを訪れる際は、ぜひこれらの場所を訪れて、ゾクゾクするような恐怖体験を味わってみてください。ただし、心霊スポットを訪れる際は、マナーを守り、周囲の人々に迷惑をかけないように注意しましょう。

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